湯煎もできます
雲白肉を作る時に甜醬油(ティエンジャンヨウ)という漢方たっぷりのたれを使うのですが、そのたれの仕込みも電鍋で。
本来一時間ゆっくり湯煎にかけてとろみがつくまで熱を加えるのですが、一時間もガスの火を使うとガス代が気になります。プロパンだもの。
水分は入れたくないので、蓋をしないで。時々混ぜればOK。
これで暑い日も、ガスの火でくらくらしながらたれづくりをしなくて済みます。
意外と「焼き」もできるんです
基本、水を入れてその熱で調理する電鍋。
焼くこともできるの?と思われるかもしれませんが、モノによっては普通にできます。
パンとソーセージを同時に焼くときはこんな感じ。
50㏄くらいの水を入れて(底が全体的に濡れるくらい)、アルミホイルを敷きます。
水が入ってこないように、周りをちょっと高くするのがコツです。
これを怠ると何とも湿っぽいトーストが完成します(何度かやらかした)。
アルミホイルの上に食パンを置きます。今回はマヨネーズと生卵もダイレクトに乗せました。
そばにソーセージも置いて、蓋をしてスイッチオン!
大体5分くらいでレバーが上がるので完成です。
え、ただ蒸しただけじゃないの?という佇まいですが・・・
裏側はしっかり焼けていますし、
ソーセージも私好みのちょっと皮がはじけた感じが食欲をそそります。
下からの加熱はできるので焼き目はつきますが、上からの加熱はできないので、上下にしっかり焼き目を付ける料理をしたいという場合は、途中で裏を返すかおとなしくオーブントースターなり魚焼きグリルを使うなりした方がいいです。
パンは水分を吸って上がふっかふか、下は焼き目がついてパリっとしますよ!
焼き目をつけたくないときは蒸し皿に乗せて蒸すとふわふわ♡
スーパーで売っている塩サバや鮭もこれで焼くようになったので、洗うのが面倒な魚焼きグリルは使わなくなってしまいました。
煮込みはちょっぴり難しい
電鍋を使っている方々のブログやSNSを見ていると、ルーローやカレー、豚汁、豚の角煮など様々活用されているみたいです。
私も始めは色々作っていたんですが・・・どうにも相性が悪い模様。
直火で熱を加えているわけではなく、湯煎調理になるので根菜に火が通りにくいです。
大根やにんじん、ゴボウなどは事前にゆがくなどした方がいいと思います。
煮物で、お肉には火が通っているのに根菜はカッチカチやで!ということがよくあります。
具材を大きく切りすぎかもしれませんが。
あと、蓋をするので水分が蒸発せず、汁だくになりがちです。
水分が蒸発しないことを考慮して調味料を入れる必要があります。
豚の角煮などは、しっとり柔らかく仕上がりますのでお勧めです。
でも、汁は後で煮詰めた方がいいかもしれません。薄い色の角煮になってしまいます。
煮込みは経験が必要かも・・・今は煮込みはフュージョンクッカーで作っています。
デメリットは・・・
デメリットというデメリットはあまりないんですが、しいていえば「保温力が弱い」ことでしょうか。
夏の暑い日にルーロー用の肉を仕込み、そのまま保温で一日置いておいたら危険な状態になっていたことがあります。 雑菌が繁殖するのに最適な温度だったのかも・・・
正確に測ったことがないのでわかりませんが、直接手で触れるくらいなので中の温度は40℃くらいかもしれません。
なので、余熱という役割としては厳しい印象です。あまり保温を過信しない方がいいと思います。
ご飯は、炊きあがってすぐに取り出さないと一時間くらいでパサつき始めます。
炊飯器と違って密封されていないから仕方ないですね。すぐに食べるか冷凍保存をお勧めします。
まとめ。気になってる人は買って損なし♡
積み重ねれば同時に調理もできるので、下の段で蒸し、上の段で温め、さらに上の段で・・・と色々マルチに使える電鍋。
私は上の段で冷凍ごはんと作り置きしていたお味噌汁をあたため、下の段で作り置きのおかずをあたため、さらにその下に蒸し皿を置いてゆで卵作ったり・・・と一度で全部の夕ご飯完成♪みたいなこともしています。
置き場所がある人は買ってみてもいいのではないでしょうか。
煮込みはちょっと経験と勘が必要だけど、電鍋が来てからレンジと魚焼きグリルの出番はめっきり減ってしまったよ。
肉まんなんて電鍋で温めた方がしっとりふかふかでおいしいんだもん。
ヘルシーな蒸し料理が得意な電鍋、一度使ってみてね。
それでは、再見!