鷄肉飯(ジーロウファン)といえば、嘉義発祥の茹でた七面鳥にたれをかけた丼。
嘉義地方では火雞肉飯(フォジーロウファン)という、七面鳥で作った雞肉飯が有名ですが、普通の鶏肉で代用するお店も多いです。
鶏肉の上にかけるたれがキモで、このたれはのちに改良を重ねて滷肉飯の煮込み汁になっていったらしいです。
你好!oneichinです!
今回は滷肉飯と肩を並べるメジャー丼、雞肉飯をご紹介するよ。
何度も作ってやっとこれだというのがわかってきたので、ぜひ作ってみてね!
早速作っていきましょう
主な行程はこちらです。
- 鶏肉を蒸す
- たれをつくる
- ごはんにかける
今回も、材料さえそろえれば簡単極まりないです。
材料(4人分)
- 鶏むね肉・・・1枚
- 長ネギの青いところ・・・5㎝
- しょうが・・・1かけ
- 塩・・・ひとつまみ
- 水・・・50ml
- 紹興酒・・・大さじ1
- 鶏がらスープの素・・・小さじ1
- 油・・・小さじ1
- 耐熱性の袋(ジップロックなど)
たれの材料
- ラード・・・50g
- 醤油・・・小さじ2
- 砂糖・・・小さじ1/2
- 塩・・・小さじ1/2
- 油蔥酥・・・10g
- にんにく・・・1かけ
手に入りにくいのは油蔥酥(ヨウツォンスー)ですね。エシャロットを油で揚げたものです。
これがあると格段に本格的な風味になるんですが、もしなければフライドオニオンでもいいですよ。
フライドオニオンなら大きなスーパーや業務スーパー、カルディなどにあります。
鶏肉を蒸します
鍋に入れて鶏肉を茹でるのが一般的ですが、どうしてもうまみが逃げがちなので、私はジップロックに入れて蒸す方法を取っています。
まずは大きな鍋にお湯を沸かしておきます。
少ないと肉に火が通りませんので、大きな鍋でたっぷりのお湯を用意してください。
鶏むね肉を分厚いところがあれば切り込みを入れて、なるべく同じ厚さにします。
長ねぎの青いところは包丁でつぶし、しょうがは皮つきのまま薄切りにします。
ジップロックに、鶏むね肉、長ネギ、しょうが、塩、紹興酒、水、鶏がらスープの素、油を入れて空気をできるだけ抜いて密封します。
空気が入ると鍋の中で浮いてしまうので、頑張って空気を抜いてね。
ストロー差し込んで空気を吸うという技もあるけど、失敗すると口の中がオウアsjンfhってなるから気を付けて。
お湯の中に袋ごと入れて、しっかり沸騰してるのを確認したらフタをして、火を止めて20分置きます。
鶏肉が浮いてきそうだったら、お皿など何か重しを入れておくのもいいよ。
たれの準備をします
鶏肉を蒸している間に、たれの材料を準備します。
別の小鍋にラードを入れ、みじん切りにしたにんにくを入れて弱火にかけます。
にんにくに軽く色がついたら、油蔥酥を加えます。
沸騰していい香りがしてきたら、しょうゆ、砂糖、塩を入れます。
まだ鶏肉が蒸しあがってなければいったんここで火を止めておきます。
鶏肉が蒸しあがったら・・・
20分後。鍋から袋を引き上げます。
袋を開けて、鶏肉に竹串を何か所かさして、血が出てこなければ火が通っています。
鶏肉だけ取り出し、触れるようになるまで冷ましておきます。
もし火が通ってなければ、あきらめて鶏肉だけ取り出してレンチンしてもOK!
その時は少しずつ様子を見てレンチンを。
袋の中に肉汁が出ているので、これはたれの仕上げに使うので捨てないでおいてください。
先ほどの小鍋を弱火にかけ、鶏肉からの蒸し汁も加えてよく混ぜたらたれの完成です。
鶏肉を手でほぐしておきます。
皮は使わないらしいのですが、私は皮も味わいたいので一緒にほぐします。
丼にご飯を入れ、ほぐした鶏肉をたっぷりのせ、上からたれをかけたら雞肉飯の完成!
一口食べると、しっとりとしたうまみたっぷりの鶏むね肉と、上からかけたたれが相性抜群です♪
これは本場のものと変わらないおいしさ♡
あっという間に完食してしまいました・・・
二杯目も行けそうな感じですが、ぐっとこらえました。
簡単にできて、台湾で食べるのとほぼ変わらないおいしさの雞肉飯。
まだまだ訪台は難しいけれど、家で台湾気分を味わうにはいいかも!
それでは、再見!